バンコクから約220キロ、3時間ちょっとかけて、ホアヒンコリアGCへ初めて来ました。
リゾート地のホアヒンにあって、観光客にも地元民からもほぼ無視、見捨てられた感あるホアヒンコリアGC。名前からして、〃特区〃のオーラ出てますし、ゲートからクラブハウスまでの道路の荒廃具合や、傷みが激しいクラブハウスを見れば、いろいろ期待できないなと。
ちなみにタイゴルフ歴20年ですが、誰かここでプレイした話、一度も聞いたことありません。〃コリア〃というだけあってほぼ韓国人ゴルファー。で、ビジターは無理かと思ったけど、尋ねてみるとウェルカムでした。GF、キャディ、カート付きで800バーツ。激安!
ホアヒンコリアGCは『アウト1〜9、イン10、18番』と『イン11〜17番』が山を隔ててレイアウトが大きく別れています。
アウトはいわゆる整備状態悪い、そこら辺の安コースという感じ。フェアウェイに芝残っています。
これがインにはいると10番からいきなり景色が厳しくなります。11〜17番はアップダウン激しく狭く、なかなか手強い上に、グリーン以外、整備されていない(ティグラウンドは人工芝マットが敷いてあります。合理的)ので1打目をナイスショットしてもセカンドショットはラフかベアグラウンドからのショットとなり正直難し過ぎ。カートで走っていると、ゴルフでなく、なんだか探検に来た気分になるほど野性味満点です。
ゴルフ場周辺に宿泊して、キャディなしでプレイヤー2人でカート乗りながらゴルフやりまくりのスタイルが一般的な韓国人ゴルファーらは1〜9番を回って、10番へ行き、10番終わったら11番には向かわず18番に行ってます。気持ちわかります。11〜17番は難しすぎて、球がいくつあっても足りないですね。
私も11番から17番までは、ライの状態に苦しめられましたが、レイアウトは、すっごくソソります。プロゴルファー猿が、深夜に特訓してそう。実力試される、と書いていいのか、苦行強いられると表現すべきか。面白いのは間違いないです。
コースのメンテ以外は、周囲の山の深さとか、遠くに海が見えるとか、バンコク周辺では味わえない、風光明媚なところです。まあ、プレイ中はそれどころじゃないですが。
それから、このコースで一番印象的なのがクジャク。コース上にクジャクがいるとは聞いていましたが、数匹どころではなく、数百匹はいます。人に慣れているようで、逃げることも攻撃してくることありません。トウモロコシを持っていくとクジャクたちが喜んでくれると、キャディさん曰く。
こういう野生味溢れる(単に整備悪いウチ捨てられたコース?)ゴルフ場に来ますと、私はやっぱりこういう方が好きなんだな、と改めて思うワケです。自然と格闘しながら18個の穴に、球を順番に沈めていくシンプルなところが非常に楽しい。原点回帰。
使用用途としては、彼女連れは即破局レベル。お客様接待も無理。暑苦しくて熱い臭い男同士がゴルフの腕前決着つけるのに最適かと。そんな硬派過ぎるゴルフ場です。
ゴルフが終わったあとは300バーツ(内容的には150バーツならOKレベル)の韓国料理ビュッフェを肴にビール飲みながら、この日の珍プレーを語り合えたら友情100倍間違いなしです。
クール●コ風にしたためますとこんな感じでしょうか
せ●ちゃん「ホアヒンではゆっくりリゾートゴルフ楽しみたいから、やっぱりブラックマウンテンとパイナップルバレー(旧バンヤン)だよねってカッコつけてる男がいるんですよ〜」
小野●じめ「な〜にー、やっちまったな!男は黙ってホアヒンコリア」
というワケでコースに大量に溢れているクジャクちゃんたちと一緒に、ホアヒン来たら男は黙ってホアヒンコリア、これが今後のスタンダードです。
アウト40、イン46。インは球3個なくしました!
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