バンコクから約175キロ。3時間弱のところ、タイ西部カンチャナブリのミャンマー国境にもほど近いところにあるマイダーGCに行ってきました。タイのゴルフ場をすべて制覇しようと思っており、バンコクとその周辺はほぼ行きつくしてしまい、今後は車で数時間、十数時間というゴルフ場ばかりとなってきました。144コース目です!
以前はGrand Garden Resort & Golf Club、それからThe Lion Hills Golf and Country Clubへと名前が変わり、ここ数年はマイダーGCという名前で営業しています。
カンチャナブリの他のコースと同様、韓国からやってきた大量のゴルファーたちが長期滞在しながらゴルフをやりまくるという目的のためのゴルフ場なので、一般客はちょっと肩身が狭いです。最近では北半球が冬の時ばかりでなく、年中、韓国人長期宿泊客が滞在しているようで、私が行ったこの日も、朝から韓国人ゴルファーでコースは埋まっておりました。
土曜日の早朝スタートでしたがGF、カート、キャディ込みで1200バーツと期待通りの激安価格。受付の方は、ミャンマー人でしたがタイ語は通じます。
ロッカールームは一見、清潔そうですが、トイレは水が流れないし、シャワールームには石鹸がないなど、機能としては全然ダメ。そもそも一般客を想定していないので、仕方ないですが、トイレは外にあるトイレを。シャワーしたいなら石鹸を持っていきましょう。バスタオルは置いてありました!
コースに出てみると、なんだか近所の旧ニチゴと似た雰囲気。植生がおなじだからでしょうか? 山が近くに見え、緑あふれる気持ちいいコースです。
フェアウェイは広いです。フラットで、アップダウンはほぼなし。アウトはハザード少なく、グリーン周りは花道がずどーんという具合です。インに入るとウォーターハザードだったり、巨大なバンカーが置いてあるなどのホールが幾つかあり。
休む間もなく韓国人ゴルファーがグルグル回転しているのでティーグラウンドが、かなり荒れているホールが多いです。ただ、全体的にメンテナンスは思ったより良好。フェアウェイが剥げていたりは確かにありますが、グリーンはちゃんと転がります。ちなみに宿泊の韓国人ゴルファーは、初日だけキャディが付き、それ以降はセルフプレーになるのでバンカーを〃ならす〃ことをしないため、バンカーは足跡だらけです!!!
感想としては、全体として、やさしいコース、になると思います。ニュースイングの仕上げに入っている私でも40-42で回ることができました。グリーン周りのラフがきれいに刈られているので、アプローチの基本練習にもなります。下が固いのか、ドライバーがキャリー+50~80ヤード転がります、笑
韓国人が気にならない、安く簡単でメンテがいいコースで合宿したい、ならおススメです。
ところで、このコースから15分ほど離れたところにバーンガオという場所があります。
ここに、非常に綺麗で立派なバーンガオ国立考古学博物館があります。カンチャナブリのこの周辺は先史時代(70万年前~と掲示されていような・・)、旧石器時代から人類が生活を営んでおり、この博物館では旧石器、新石器、青銅器、鉄器、そしてクメール王朝につながっていくまでの流れが、発掘された物と一緒に、きれいに整理され展示されています。
日本でもこんなに綺麗で気合の入った博物館、そうそうありません。
驚いたのは、ここの発掘のきっかけになったのが、泰緬鉄道建設のために捕虜になったデンマーク人考古学者の方が、作業中に打製石器らしきものが、石に交じっていることに気づいたことによります。第二次世界大戦後、デンマークの考古学者の協力のもと、調査が行われました。外国人は入場料50バーツです。歴史ファンなら一見の価値あり!
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