国破れて山河あり、旧ニチゴで想うゴルフ場のオーナーチェンジ<2023年4月15日>

国破れて山河あり、旧ニチゴで想うゴルフ場のオーナーチェンジ<2023年4月15日>

 旧ニチゴ、現在はアティタヤ・ゴルフ&リゾート・カンチャナブリと新しく名前が変わったゴルフ場へ行ってきました。バンコクから約200キロ、3時間のみちのりです。ラウンド記録を見ると最後に行ったのは2017年6月。あれから約6年近く経ちました。

 旧ニチゴは、集客力の問題や、組織内の揉め事などもあり、もともと経営は良くなかったのですが、2020年年初から始まったコロナ騒動がトドメの一撃となり2020年4月に倒産。

 その後、何があったのか知りませんが、2022年中旬頃に、越冬韓国人の為のゴルフ場でお馴染み、あのアティタヤ・グループの経営になったとのニュースが。

 再開したからにはすぐに駆けつけて、ラウンドしたかったのですが、コースの状態がかなり悪くなっていたようで大規模なメンテナンスを実施中と聞き、2023年4月のソンクラーン休暇まで待つことに。

 で、満を持して行ってきました。

 クラブハウスは、ナコンナーヨックのアティタヤ同様、ハングルだらけで、ここ韓国?状態です。ホテルも韓国人客で空き部屋なしとか。韓国のゴルフマーケット、相変わらず景気良いな~

 この日は平日料金適用でキャディ、カート込み1400バーツという嬉しい値段。ちなみに旧ニチゴのメンバーカードを出すと、さらに200バーツディスカウント!

 肝心のゴルフコースですが、ニチゴの全盛期と変わらないコースコンディション。いや、もっといいかも? カチカチだったバンカーもフカフカ。ちょっとグリーンが遅いけど、無茶苦茶、ゴルフ楽しめます。サイコーです!

 ちなみにコース以外のファッシリティにも手が入っており、ボロボロだったロッカーも、へたりまくっていたホテルのベッドも全部ピカピカ。ロッカーの奥にあった大浴場も復活してますし、サウナまで設置。

 さらに驚くことに、旧ニチゴが30年近く前に開発段階で企画していた、残り9ホールの工事まで始まっていました! ついでに、新しいホテル棟の建設も始まっているし、マスタープランでは巨大なプールも。一大リゾートが計画されています。

 凄い、素晴らしい、韓国人のオーナー、ありがとうございます! カンチャナブリの奥地に雇用が生まれ、今後、地元経済に潤いを与えてくれることでしょう。

 ニチゴは、タイでは数少ない日系ゴルフ場だったこともあって、より親近感を持っていましたが、それも今は韓国系のゴルフ場に。1990年代初頭のバブル経済で、余ったお金で作られたゴルフコースは、その後の日本の経済状況を反映するかのように徐々に凋落。韓国人に買われてしまった、今の状況などは、日韓逆転と言われる時代を反映しているような具合です。

 諸行無常、盛者必衰。韓国人のコースになったとは言え、人口減少が著しいかの国。いつまでも、こんな状況が続くとは思えませんが、末永く経営して欲しいものです。微力ながら 私も韓国人が少ない時期には、泊りプレーに行きますから。

 ただ、オーナーが今後変わることはあっても、おそらくゴルフコースはそのままでしょう。『国破れて山河あり、城春にして草青みたり』という詩の通りですね。

 スコアーは前半マウンテンを回り44。後半はリバーで40。青ティからなので、まあ良しとしましょう。(写真の下に文章続きます)

 この日の泊りは、ニチゴからカンチャナブリ市内に戻って、River Kwai Hotelに宿泊しました。敷地内にパラダイスというソープランドがありますね。値段確認しましたところ2000バーツ、2500バーツ、3000バーツとのことです。ただ、ソンクラーン時期だったため、フルラインナップされていない模様。1800時前入店で200バーツディスカウントです。

 翌日。ホテルの朝食は0600時からとのことで、0600時丁度にレストランに行ったところ「まだ準備できていません」と言われ30分ほど待たされました。。。

 ホテルから約70キロ、約1時間。アティタヤ・ゴルフ&リゾート・カンチャナブリの前を通り過ぎ、シーナカリン・ダム・ゴルフ・コースに行ってきました。

 電力公社経営のゴルフ場。フェアウェイは広めで、状態はそれほど悪くなく十分ゴルフを楽しめるレベルです。ダムなので山中にあり、当然、アップダウンの激しいコースです。休日料金でカートまで込んで1350バーツはお値打ち。

 今日のキャディは15歳の女の子。グリーンの読みも上手ですし、ドライバーを狙う個所も適切な指示を出してくれるので「ゴルフしたことあるの?」と聞いたところ、彼女のお父さん、叔父さん、おじいさんがこのコース所属のプロゴルファーだとか。なるほど~

 セカンドショットは常に傾斜があり、グリーンも打ち上げか、打ち下ろしのため、アンジュレーションに富んでおりショットも難しいですし、距離の判断も難しいです。グリーンも読みにくいです。特に、2番谷越え、12番パー3の打ち下ろし、17番パー4の谷越え&フェアウェイ途中から急激に下るレイアウトなどは痺れます。

 前半は48。後半は43でトータル91。うーん、難しかった、ホント。