嘗ては、タイに来たらアルパインと合わせて皆がやりたがったタイを代表するゴルフ場タイCC。通称、タイカン。
→関連記事:〃名門〃タイカントリークラブって紹介されるけど、そもそも名門って何なの?<2020年11月30日>
バンコクから1時間弱。もともとあった雑で激安なコースを資本家が買い取り、それをリノベーションし、1996年に開業。当時30年期限付きメンバーが100万バーツという価格で販売され、そのとびぬけた値段に驚きましたが、あっと言う間に定員に達して受付終了となったことにも驚きました。
当時も、すでにたくさんのゴルフ場がありましたが、世界レベルのプライベートコースとしてはタイカントリーがタイで最初のコースであることは間違いないでしょう。いまのタイゴルフ場の高級路線はすべてここから始まっています。
開業翌年の1997年にアジアホンダクラシック(この当時のアジアホンダにはゴルフ好きな役員がたくさんおりました)が開催され、当時絶大な人気を誇ったタイガー・ウッズが期待通り優勝。ゴルフ業界を超えて、スポーツ界のスーパースターとなりつつあるウッズの優勝で、タイカントリーの名前は一般人にも結構知れ渡りました。
1998年には欧州ツアーのジョニーウォーカークラシックが開催されビジェイ・シンが優勝。そして2005年~2008年までボルボマスターズ・アジアも開催されるなど国際大会が多数開催されております。
絨毯のような芝、なめらかなグリーン、丁寧なキャディー、優越感に浸らせてくれるクラブハウスなどソフトもハードも極上です。コースも難しすぎず、やさしすぎず何度回っても楽しいのはさすがタイカントリーです。
10番のウッズがワンオンさせたパー4。挑戦するのもいいですが、中途半端に飛びすぎてスロープになっている右側の池へポチャリ、もしくは思い切り引っかかって左林に打ち込んでしまう方、多いです。(写真はゴルフ場のホームページより)
と、こんな超名門コースなのですが、一度、お客さんをお連れした際、そのお客さはゴルフが初めてだったようで、ティーグラウンドの上でクラブの握り方を同伴者に教えてもらっていたのには冷や汗かきました・・・(日本の名門コースで同じことしたら除名ですね、笑)



<タイカントリークラブの基本情報>
■電話:038-570-234
■料金:4月~10月までのオフシーズンのグリーンフィー&キャディー
・平日/3650~5500バーツ(月曜定休日)
・土日/4850~6500バーツ(ビジターは午後スタートのみ)
■宿泊施設:なし
■URL:http://www.thaicountryclub.com/
■行き方:バンコクから車で50分
Thai Country Club
お客さんを連れて行きましたが、全体に上品な雰囲気があって、皆さん、喜んでくれます。レイアウトも簡単すぎず、難しすぎず、ほど良いところがいいです。キャディも教育されていて、不愉快なことがありません。私がゴルフを始めてから30年近くたちますが、昔からタイを代表する高級コースの一つに変わりありません。
18番ホールのフェアウェイ右側奥にある木の洞、低いところにコキンメフクロウが止まっています。可愛いです。
ハイシーズンの午後スタートは観光客がいっぱいですが、スタート管理がちゃんとしているので、それほど混むという印象はありません。