高い! キレイ! としか評判を聞かないロイヤルバンパインGCをじっくり語ってみる<2021年6月20日>

高い! キレイ! としか評判を聞かないロイヤルバンパインGCをじっくり語ってみる<2021年6月20日>

ロイヤルバンパインGC。アユタヤ随一の高級パブリックコースと噂には聞いていましたが、野芝が生える雑でワイルドなコースで育った私は、優雅なレイアウトで、キッチリ芝が刈られて、禿げた箇所も見つからず、グリーンもピカピカ、クラブハウスは清潔でおしゃれ、どこにもケチのつけようのないゴルフ場に行くのは、堅苦しいので、正直あまり興味がなかったのですが、それでも、タイ全ゴルフ場制覇を目指している一身上、避けて通れないため行って来ました。

クラブタイランドから予約、支払いをお願いしたところカート、キャディー込みで3,500バーツで済みました。開業当時は確か5,000バーツぐらいだったと記憶しているので、コロナのお陰で安くなったのでしょうか?

ちなみに最近、ネットで宣伝をよく見るGo Golfで予約しますと同じ内容で4,000バーツです。ただし、こちらは年会費無料。一方クラブタイランドは年会費2,180バーツ(イオンカードの付帯サービスなら年会費1,200バーツ)が必要なので、どちらが安いとかは比較できませんネ。

ちょっと、話それますがGo Golfで予約すると、あのブルーキャニオンCCがカート、キャディー込みで土日2,000バーツととんでもない値段になっています。まあ、プーケットまで行くことは稀ですが、行ったらGo Golfさんにお世話になるつもりです!

で、話戻して、とりあえず、全部込みで3,500バーツならゴルフが趣味の月1プレイヤーのサラリーマンが、1年に1回贅沢ゴルフを自分に許せるギリギリ許容範囲の値段です。というワケで、自腹でこんなにバブリーなコースに行けるのは、今年はこれで最後ですが・・・

いつも感じるのですが、アユタヤ方面のゴルフ場は、高速道路が結構奥まで伸びており、かつ渋滞も少ないためアクセスは非常に快適です。途中、ムアントンタニでイベント開催をしていると災害でも発生したかのような渋滞になることもありますが、そんなときはドンムアン空港前の高速道路だったり、アウターリンクを使うなど、選択肢がありますし。

少し手前にある兄弟コースのラチャクラムGC(ラチャカムゴルフクラブ)を通り過ぎ、ちょっと走ると左手に優雅なエントランスが見えます。バンコクから約70キロ、1時間で到着しました。

シンプルで粋なデザインのクラブハウスや、ピチピチの制服に身を包んだキャディーさんたちが、いかにも高級そうな雰囲気を、がっちり漂わせています。

ロイヤルバンパインGCは〃高級〃と言われているようですが、私のファーストインプレッションはアヨダヤリンクスとは比べるべくもなく、ついでにリバーデールGCよりも少し落ちるかな? という感じです。

コースはシュミット・カーリーデザイン社によるもので、サイアムCCパタヤ・プランテーションアマタスプリングCCも手掛けている、高級なコースを演出させるのが上手な会社ですね。

パッと見、綺麗なコースで、対価相応の満足度が得られます。

ついでに、白ティからは6000ヤードを切る設定となっており、レイアウトも、パー3で浮島っぽいの以外は、ハザードと言っても観賞用な感じで効きが甘く大叩きしにくいです。

ただし、グリーンの仕上げは素晴らしく、ツルツルで高速になっております。

これはつまり、余暇でプレーを楽しみたいちょっと練習不足の一般的なゴルファーに、グリーンまでは皆、易しく楽しく気持ちよく、グリーンの上では年齢性別関係なしに盛り上がれる、というコンセプトだと勝手に解釈します。

ゴルフにゲーム性、競技性を求めすぎていると『ヒリヒリしてナンボ』という思考に陥りがちですが、確かに、折角の休みで、ゴルフを楽しみに来ているゴルファーなのに、難解なレイアウトを押し付けられ、2打ではとどかないホールばかりで、良くてボギー、+4、5なんかざらで、ひどいと2ケタ。なんていうコースでは、娯楽というより苦行となってしまいます。

白ティが物足りないちょっとアスリートゴルファーなら青、ゴルフ=コースとの格闘というレベルの方は黒、という明確な選択肢を、上手く用意してくれているなと感じます。

それから、休日でも基本的にスタートホールは1番からとなっており、10番ではスタートさせないため、折り返しで混雑することがありません。素晴らしい!

 ・それなりの価格なので客層が限られる
 ・18ホールを通じて混雑しない
 ・白ティからなら距離が短い
 ・1、2ホール程度厳しいレイアウトがあり盛り上がれる
 ・グリーンが速く、年配の方でもヒーローになれる
 ・キャディーさんは若くてスタイルのいい娘が多い
 ・バンコクから近い

以上から私の感想は『接待に間違いないゴルフ場』です。大事なお客さんだけど、どこにしようかな? でもメンバーもっていないし・・・と悩んだらロイヤルバンパインGCへどうぞ。

まあ、個人的には印象に残るホールはほぼなく、クラブハウスやサービスの点で隣の兄弟コースであるラチャクラムGCをアップグレードした感じです。どちらが好きかと問われれば、ラチャクラムGCの方でしょうか。

と、接待に好都合だゼ~、とか、ラチャクラムGCで十分、など上から目線で偉そうなことを書いていますが前半49、後半42と90オーバーでした。まあ青ティでしたが、言い訳になりません・・・

近況。コロナ禍でラウンド行く回数が減ってしまい、その代わりに練習場へ頻繁に行っております。最近修正できた点は、「アドレスを決めてから、さらに膝で沈み込んでしまうクセ」「テイクバックで頭が少し右に流れるクセ」の2つ。そのおかげかインパクトの再現性が良くなったような気がします。

その成果か最近、調子よかったのでPing i15卒業して笹生優花選手が使っているアイアン、三浦技研のTC-101に変えちゃおうかな~とマジで考えましたが、今回のスコアー見て、やっぱりi15でしばらく行きます・・・

バンコクのホテルは昼も夜も便利な場所で選びたい