サイアムCC一族の末弟、ウォーターサイドで、水責めではなくグリーンに責められ心折れた日のコト<2019年8月31日>

サイアムCC一族の末弟、ウォーターサイドで、水責めではなくグリーンに責められ心折れた日のコト<2019年8月31日>

サイアム兄弟の末弟、サイアムCCパタヤ・ウオーターサイドに行って来ました。

バンコクからそこそこ距離があります。2時間ぐらいでしょうか? 7号線を南下して36号線へ右折し、数キロ進んで右手の爆音響くサーキットを目印にUターン。

個人的にはサイアムCCのオールドも、プランテーションも大のお気に入りで、ここでラウンドする日は、朝からテンション、上がります。で、今回は初体験のサイアムCCパタヤ・ウオーターサイドってことで、滅茶苦茶楽しみにしてやってきました。

新参者でもありますし、国際大会が定期的に開催される偉大な2人の兄者〃オールド〃と〃プランテーション〃の陰に隠れてしまいがちですが、その実力はいかに?

ゴルフ場に到着。門をくぐって敷地に入ると、センス良く美しく整備された、いかにもサイアムカントリーチックな雰囲気が、良い意味でムンムンに漂ってきます。凄く気分を盛り上がらせてくれますネ、相変わらず。全体的には、クラブハウスもコースのゴージャス感も、二人の兄者に比べるとこじんまりしている印象です。

12時12分スタートだったのですが、時間の管理がしっかりしています。それから、キャディーさんの教育は万全ですね。丁寧でそつがない。これはさすが一流コースです。

で、結論から申しますと、スコアーは43の46でした。ウォーターサイドと言うぐらいですから、ウォーターハザードが効きまくっていると想像しますが、この辺りは多くの一般的なコースとくらべても特に変わりはありません。まあ、白ティー、6050ヤードからプレーしましたので、これがバックティーだったりすると、また風景が変わってくると思います。

それよりもグリーンに苦しめられました。

『兄ちゃんたち見たいにギンギン、バリバリ、ピカピカなコースになる必要なんかないんだからね。プレイヤーを癒してあげられる、そんな思いやりのある心優しいコースになりなさい』と産みの親がそんな思いを託したかどうか知りませんが、グリーンの厳しさはなかなかのものがありました・・・・

特に、アウトにくらべ、インの方がグリーンが難しかった、というか、1番ホールで50センチを外して3パットしてしまい完全にビビッたようです、私。そこから、全然パターが打てなくなり、そのダメージが後半、さらに深刻化したという感じでしょうか。インだけで4パット1回の他に3パットが3回。

グリーンは速いのですが、加えて見た目よりも傾斜が強いホールも幾つかあります。

パターが悪いとグリーンまでのナイスショットを全部帳消しにするので、精神的に崩れ途中からグデグデなプレーを続けてしまいました。池ポチャやOBではなく、50センチのパットで心折られるのです、ゴルファーという生き物は。

妊娠8か月のときに、旦那が他に女を作って出ていってしまい、産まれてきた子供をナコンサワン県の実家の母親に預けて、パタヤまで出稼ぎに来ているというキャディーさんの苦労話を聞きながらしんみり。

今日の3パットや4パットの苦しみなんて、微々たるものなんだな、そんなことに苦しんでいた自分はなんて小さな男なんだ・・・と、ゴルフとは全然関係ないことに思いを馳せ、自身のダメージを忘れようとしましたが、最後までパターは良くなりませんでした。

隅々から立ち昇るキラキラ感はまだ兄者には及びませんが、時間が経って熟成してくると素晴らしいコースになりそうな予感です。レイアウトに可もなく不可もなく、過剰さも貧弱さもなく、誰が来ても楽しめるコースって感じです。サービスも極上ですので、お客様との接待にも使えますね。

ちなみに、奥にローリングヒルズという名前のサイアム系列のゴルフ場が完成間近とのことです。

プレーが悪いと、帰り道が、いつもより1.5倍ぐらい長く感じるのは私だけでしょうか? パターの練習をしよう、と思った今日この頃です。